概要
前回の NeovimでGitHub Copilot Chatを使う方法 では、GitHub Copilot ChatをNeovimで使う方法を紹介しました。今回は、プロンプトをスニペット化し、nvim-cmpと連携して使う方法を紹介します。
設計や実装の相談など、フォーマットは決まっているが中身が毎回変わるケースや、あらかじめプロンプトのフォーマットが決まっている場面ではスニペット化しておくと便利です。これにより、プロンプトエンジニアリングの効率が大幅に向上します。
設定方法
以下の環境を前提に話を進めます。別の環境の場合は適宜読み替えてください。
$ sw_vers
ProductName: macOS
ProductVersion: 14.6.1
BuildVersion: 23G93
$ nvim -v
NVIM v0.10.1
Build type: Release
LuaJIT 2.1.1723675123
nvim-cmp
branch main
commit ae644fe
CopilotChat.nvim
branch canary
commit 1a92bb6
nvim-snippets
branch main
commit 56b4052
nvim-cmpの設定
nvim-cmpの設定を追加します。Copilot Chatのプロンプトがファイルタイプ copilot-chat
なので、このファイルタイプに対して補完用のソースを追加します。
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nvim-snippetsの設定
以下の設定を追加します。
※自分は nvim-snippets を使っていますが、他のスニペットプラグインを使っている場合はそのプラグインに合わせて設定してください。
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次に、~/.config/nvim/snippets/copilot-chat.json
にスニペットを追加します。
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以上で準備は完了です!
使い方
動画で使い方を説明します。
まとめ
GitHub Copilot Chatとnvim-cmpを連携することで、プロンプト上でスニペットを活用できるようになります。これにより、設計や実装の相談が効率的に行えるようになります。プロンプトエンジニアリングの観点からも、非常に有用な手法です。ぜひ試してみてください。